おすすめの防水工法
防水工事は建物部位に合わせた工法選択が必要です。
開放廊下/階段室
居住者による歩行頻度が高いため、防水の摩耗がよく見られる部位です。防水層には耐摩耗性、防滑性に優れ、メンテナンスが容易なことが求められます。
塔屋屋根
屋上に突出しているエレベーター機械室や階段室の屋根で、屋上、ルーフバルコニーと同様に防水上重要な部位です。複雑な形状に合わせたシームレスな防水層を形成することが欠かせません。
屋上・ルーフバルコニー
階下に居室があり、防水上重要な部位です。直射日光や降雨・降雪にさらされるなど外的要因の影響をもっとも受けやすいため、防水層には十分な耐候性、耐久性が必要です。
笠木
パラペットや手摺りや架台天端などです。劣化によるひび割れは、漏水や手摺りの脱落などの原因となるため、防水層には十分な耐候性、耐久性が必要です。
庇(ひさし)
窓やドアなどの開口部の上にある狭い小庇と、屋根に隣接した横に長い大庇があります。建物の挙動によって劣化を受けやすいため、密着性に優れた防水層が必要です。
ベランダ
日光がよく当たる方角にあり、劣化が進みやすいため、防水層に十分な耐候性が必要です。
ウレタン塗膜防水材の特長
密着性に優れる
ウレタン塗膜防水材は、施工現場で塗布硬化させるため下地になじみやすく、密着性に優れています。標準仕様として端末の押え金物は不要です。
塗り重ね改修可能
ウレタン塗膜防水材は、塗膜同士の密着性に優れるため、既存ウレタン塗膜防水層の健全さによっては必ずしも撤去しなくても塗り重ねによる改修が可能です。塗り重ねの場合、既存ウレタン塗膜防水材を撤去しないので産業廃棄物を低減できます。部分補修も容易です。
複雑な形状でも施工が容易
塗膜防水材は、複雑な形状の屋根や設備基礎などでも施工が容易です。
シームレスな防水層
塗膜防水材は継ぎ目の無い、信頼性に優れた防水層を形成します。クッション性に優れ、歩行に適しています。
多用途や多様な色彩に対応
スポーツや遊戯施設用途に適した工法も用意しています。模様や色分け、ライン引きなどを自由に設計できます。
保護層が不要
保護コンクリート層が不要なので、屋上の軽量化が図れます。露出仕様なので維持管理が容易です。
躯体の保護
下地と一体化した防水層を形成し、躯体の塩害や中性化の抑制効果があります。高温・低温環境でも一定の伸び性能を有しています。
環境規制について
居住環境
建材などに由来する化学物質が室内に発散されて人の健康に害を与える「シックハウス」の問題など、化学物質の居住環境濃度に対して対応しております。工事中から完工後まで居住環境を安全に保ちます。